仕事を知る

七彩の人たち紹介 [営業]

- 現在、どのような仕事をされていますか?

私は七彩で「営業」の仕事をしています。営業という言葉が持つ意味は、ものすごく広いのですが、七彩では『商業空間を作るプロデューサー』というのが一番分かりやすいかもしれません。つまり、「デザイナー」や「制作」、そして協力会社を取りまとめて空間を作り上げる仕事ですね。また、お客様に対する窓口であり、コスト管理を行う総責任者でもあります。

- 営業というとモノを売るというイメージがありますが...

一般的にはそうですね。私が何かを売っているとすれば、それは「お客様と空間を作り上げる」という商品です。七彩の業務は、店舗内装工事、アパレルメーカーの展示会の設営、マネキンや什器の販売・レンタルなど多岐に渡りますが、私はお客様のご要望に応えるべく、これらの領域すべてを幅広く担当しています。

- 具体的にはどのようなご提案をされるのですか?

例えば、「期間が短い展示だけどかっこよくしたい」というご要望であれば、レンタルのマネキンや什器を組み合わせて作る空間をご提案します。反対に、長期間使う、あるいはお客様にすでに特別なアイデアがあるときは、「デザイナー」や「制作」と連携し、オリジナルなものを作っていきます。また「こういう商品を売りたいから空間は任せる」というご依頼の場合は、イチから提案を考えることも。最近では、「制作」の分野まで携わることも増え、自らのスキルアップのため、『1級建築施工管理技士』の資格を取得しました。

(「制作」の業務については、『七彩の「人」たち紹介 ー 制作』でご紹介しています。)

- そのモチベーションはどこから?

自分で望んでやっているとしか言えません。お客様に喜んでいただきたいというのがまず一番にあって、そのために、満足してもらえる自分の引き出しをひとつでも多く持っていたい。そんな思いでしょうか。

- 働きながらの資格取得はすごいですね。

けっこう大変でしたが、会社に「資格取得支援制度」があり、スクールに通う費用を会社が全額負担してくれるんです。こういうサポートをしてくれる会社は少ないですし、応援してくれていると感じ、踏み切りました。子どもと遊ぶ時間を我慢して猛勉強し、毎週日曜日に半年間スクールに通い続け、2回目の受験でなんとか合格しました。この勉強のおかげで、工事の専門的知識が格段に増え、現場の職人とのコミュニケーションが深く、円滑になったと実感しています。

- 入社のきっかけを教えてください。

大学では産業社会学部に所属し、労働問題などを勉強していました。卒業後、実家のテーラーで父親と一緒に働き始めたのが最初のキャリアです。実際に手を動かし、ミシンも踏むという、ものづくりの仕事自体は好きでしたが、父と二人で会話は無いし(笑)、とにかく、外の社会に出てみたいというのがありました。そんなタイミングで、大学時代の恩師に七彩を紹介してもらったのがきっかけです。

- 入社当時に担当された仕事は?

あるゴルフ系の新ブランドのコンセプトを作ってほしいというご依頼でした。まだ入社して3ヶ月だったので、何から手をつけるべきなのか、一体誰と何をするのか、仕事そのものが全く分からない時期です。同世代の若い「デザイナー」と手探りで一緒に考え、ご提案に行き、でも反応がよくなくて......。悩みながら、何度も何度もやり直して、ようやく気に入っていただけました。そして数店舗が実現しました。上司は同行してくれていましたが「中身は任せるからやってみろ!」という感じで、洗礼を受けたというか(笑)大変でしたが、とにかくがむしゃらに、自分でやってみるということの大切さをそのときに学び、それが今に繋がっていると思います。

- 自分だけのこだわりはありますか?

「営業」は、お客様に対して責任を負う立場です。だから、何かあったときにお客様に謝るのは私の役割。でも、最初に褒めていただくのもまた、「営業」なのです。ですから、営業職である以上、売上・利益という数字を確実に残していくのはもちろんのこと、その上で、お客様とのコミュニケーションを重視しています。ちゃんとご要望に応えられて、いい仕事ができたら、数字はあとから必ずついてくる。そう信じて、日々お客様と接しています。

- 毎日、相当ハードなのでは?

仕事はとても好きなので、一生懸命取り組んでいます。忙しい時期は深夜に及ぶ日もありますが、もちろん早く帰る日もあります。うちには子どもが2人いて、妻もフルタイムで仕事をしています。ですから、早く帰った日は、家で料理をするんです。料理をするのがとても好きで、食べてくれる人が喜んでくれるのが嬉しいんです。これが私にとっての格好のリフレッシュ。おいしいことも大切ですが、家族が元気でいられるように、栄養のことも考えて組み立てていく作業が好きなんですね、きっと。これって仕事と共通しているかもしれません。ものごとを組み立てることのおもしろさと、お客様に喜んでいただくことが自分のやりがいになること、根本は一緒だと思います。

- 入社希望の方へのメッセージをお願いします。

今、みなさんの身近にある、学業、アルバイト、遊び、どんな小さなことにも実は将来への大きなヒントが隠されていて、それらはすべて今後に繋がる大切な経験なのだと思ってください。たとえば私の場合は、学生時代に飲食店でアルバイトをしていたときに、現状のどこを改善すればこの店がもっとよくなるだろうと、誰から頼まれたわけでもないのに勝手に考えていました。こういう日々の思考の訓練が、今の仕事にとても生きている気がするのです。何事も、なんとなくこなすのではなく、自分で考え、一つひとつの物事に目標を持って取り組む姿勢を養って、社会に飛び込んで来てほしいです。

また、「営業」を目指す方なら、『人の顔を見ましょう』ということも伝えたいです。うつむいてスマホばかり見てないで、目の前の人間と対話すること。自分がしゃべったことに対して表情や反応を見て理解度を確かめて、伝わっていないようなら、言い方を変えてみて反応を確かめるとか。そういうことの積み重ねで、コミュニケーション力が磨かれていきますからね。

- 最後に、七彩の魅力を教えてください。

とにかく人間関係がいいんです。ギスギスしていない。休日はバーベキューやサッカーをしているグループもあり、誘い合ってサーフィンとかサイクリングに行っているメンバーもいます。みんな、仲は良いけど、べったりでもないし、距離感のとり方がいいですね。その理由は、おそらく同じ「営業」という立場でも、人それぞれ売っているものが違うからかなと思います。同じ商品の販売量を直接競ったりするのではなくて、ひとつずつの案件に工夫が必要で、出すべき解決策が全部違う。だから直接的な金額の競争にもならない。お互い「今は何をやっているの?」っていう会話をして、人間として付き合っているな、という感じがします。つくづく、良い環境で仕事ができていると思える瞬間ですね。

- ありがとうございました。