七彩マネキン物語
第18話...1980年以降の主なオーダーマネキンの流れ
1980年以降、七彩は多くのファッションデザイナー、クリエーター、ファッションメーカーとオーダーマネキンの制作に取り組んできました。ここに紹介しているもののほかにも、ショップやブランドイメージを訴求するVMDの構成要素として、長期間活躍し続けてきたマネキンがあります。これらのマネキンは①身体イメージ(自然なポーズ・素材)へのこだわり②空間との融合③ショップ及び商品コンセプトの視覚化重視を特徴としており、マネキンイメージとその可能性をひろげる原動力の役割を果たして来ました。
1980年4月〜6月:「浪漫衣裳展」京都国立近代美術館で開催。時代衣装展示用マネキン制作
1982年12月:「イッセイ・ミヤケビデオパフォーマンス」ラフォーレ飯倉で開催。再生紙で覆われたマネキン制作
1983年5月:「イッセイ・ミヤケスペクタクルボディワークス」ラフォーレ飯倉で開催。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ロンドンを巡回。シリコン製と半透明プラスティック製の人体モデル制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1983年 11月:イッセイ・ミヤケライブインスタレーション:ラフォーレ飯倉で開催。おが屑付着マネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1984年5月:イッセイ・ミヤケライブインスタレーションパート2:ラフォーレ赤坂で開催。全身ブルーのマネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1985年:ヨーガン・レールブティックのための日本人をモデルにしたマネキン発表。
1986年2月:「毛利の服」スパイラルで開催。頭部が水槽になったマネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1986年5月:イッセイ・ミヤケハート展西武渋谷店で開催。スチールメッシュマネキン制作。
1986年7月:資生堂 セルジュ・リュタンス展のためのセルジュ・リュタンスのスーパーリアルマネキン制作
1986年12月:ワダ・エミ衣装展西武渋谷店で開催。マネキン制作
1987年2月〜4月:Three Woman展ニューヨークFITで開催。川久保玲の衣装を展示するための紙製のマネキン制作
1987年11月:トキオ・クマガイ/ショップ用マネキン制作。
1988年10月〜12月:イッセイ・ミヤケ「A・UN」展パリ装飾美術館で開催。マネキン"フォルム"制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1989年3月:コム・デ・ギャルソン青山店開店。半透明マネキン制作。
1989年10月:イッセイ・ミヤケブティック、パリヴォージュ広場に開店。陶器風マネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1989年4月:「KENZO展」姫路市立美術館で開催。ワイヤーマネキン制作。高田賢三のスーパーリアルマネキン制作。
1989年11月:KARADA OSAMU MAEDA '90S/S EXHIBITION/マネキン制作
1989年:イッセイ・ミヤケ「プランテーション」ブティックのための抽象マネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
1991年:「ツモリ・チサト」ブティックのためのスチールワイヤーマネキン制作。
1991年:コム・デ・ギャルソントリコブティック用半透明マネキン制作。
1992年:イッセイ・ミヤケ「ツイスト展」直島コンテンポラリーアートミュージアムで開催。透明塩ビマネキン制作。
1993年:「現代のジャワ更紗展」国立国際美術館で開催。木彫マネキン制作。
1997年:「神戸ファッション美術館」常設展示用マネキン制作。
1998年:イッセイ・ミヤケ「MAKING THINGS」展 パリ:カルティエ現代美術財団で開催:ゴールドメッシュトルソ・森村泰昌マネキン制作。
1999年:ヨージ・ヤマモトブティックのためのディスプレイ用紙張ボディ制作。
1999年:「身体の夢」展国立京都近代美術館と東京現代美術館で開催。マネキン制作。
2000年:イッセイ・ミヤケ「プリーツ・プリーズ」のための透明PET-Gマネキン制作。
2001年:毛利の色彩空間part5.「小夜子」神戸ファッション美術館で開催。山口小夜子のマネキン制作。マネキンデザイン:毛利臣男
-
ヤマトタケル コスチューム展 「毛利の服」 1986年
-
「KENZO展」 姫路市立美術館 1989年
-
イッセイミヤケ 「ツイスト展」 1991年
-
「現代のジャワ更紗展」 国立国際博物館 1993年
-
コム デ ギャルソン トリコ :渋谷パルコ店 1996年